ハウルの動く城は2004年に公開されたジブリ映画。
大ヒットした「千と千尋の神隠し」のあとに公開された映画だったので注目されていましたね。
ジブリ映画といえば、魅力的なキャラクターがいつも描かれていて、その一人ひとりにわくわくさせられますよね!
「ハウルの動く城」で魅力的なキャラクターといえば、主人公のハウルやソフィーはもちろんですが、今回は、インパクトが強い、荒地の魔女について書いていきたいと思います。
物語の前半では怖い魔女だったのですが、後半では最初の怖い魔女の姿とは打って変わって、すっかりよぼよぼのおばあちゃんになってしまいます。
同じ人物とは思えない変わりように不思議に想った人も多いんじゃないでしょうか?
それは、50年前のことが原因で前半と後半で姿がすっかり変わってしまいました。
なぜそんな姿になぜなってしまったのか?荒地の魔女にフォーカスして書いていきますね!
荒地の魔女とは何者?
荒地の魔女の特徴
最初に出てくる荒れ地の魔女は、黒い毛皮のドレスを着て、おしゃれな帽子を被って登場します。
体型はとてもふくよかで横幅のある体つきになっていて、首が見えないし、あごも2重、3重となっています。
ふくよかというより、太り過ぎている印象です。
荒地の魔女とは?
50年前に悪魔と契約したことから、王宮の魔術師「サリマン」によって王宮から追放された魔女です。
悪魔と契約したことで強い力を持っています。
荒地の魔女はハウルに対してひどく執着していて、ハウルに惹かれているソフィーに嫉妬し、ソフィーに老婆になる呪いをかけたのが荒地の魔女です。
若さと美しさに執着しているため、高い魔力と美しさの両方を持つハウルの心臓を狙うなど、ハウルの敵として描かれています。
荒地の魔女がおばあちゃんになった理由は何?
映画の中でハウルとともに王宮に呼び出された荒地の魔女。
何十段もある階段を自力で登ることを強要されます。運動不足の体には、階段を登るのも一苦労で、王宮に入ったときには汗だくになっていました。
階段を登って疲れ果てていた荒地の魔女の魔女は、部屋の真ん中に置かれた椅子に思わず座り込みました。
しかし、それは王宮の魔術師「サリマン」の仕掛けた罠。
まんまと引っ掛かってしまった荒れ地の魔女は、悪魔との契約を切らされ魔力を奪われ本来の姿に戻されてしまいました。
50年前に悪魔と契約したことで王宮を追われてしまった荒れ地の魔女。
魔力によって保っていた若さが悪魔との契約を切らされたことで本来の姿に戻ってしまいます。
一気に50歳年をとってしまったようなもので、荒地の魔女は本来の姿であるよぼよぼのおばあちゃんになってしまいました。
本来の姿の荒れ地の魔女は?
最初の恐ろしい魔女とはうってかわって、よぼよぼのおばあちゃんになった荒地の魔女。
見た目は、よぼよぼのおばあちゃんになってしまった荒地の魔女ですが、洞察力はその姿になっても衰えていませんでした。
後半でソフィーと荒地の魔女は行動をともにするのですが、ソフィーがハウルに恋してしまっていることをいとも簡単に見抜きます。
「恋だね。あんた、さっきからため息ばかりついてるよ。図星だね」
すっかりおばあちゃんになっても、最後の方ではソフィーのことを精神的にサポートしてくれるような優しさがありました。
老婆になる呪いをかけるくらい嫉妬していたソフィーに対して、最終的には精神的にサポートしてくれているような優しさをみせていた荒地の魔女。
実は、荒地の魔女もハウルに思いを寄せていたのではないか?と考えられます。
映画の中でこんなセリフがありました。
「男なんか仕方のないものだけど、若い心臓は良いよ」
ソフィーがハウルのことを想っているのを知り、直接的には言っていませんが、荒地の魔女もハウルに惹かれているのが分かりますね!
荒地の魔女についてまとめ
ハウルの動く城の荒地の魔女について書いてきました。
荒地の魔女がおばあちゃんになったのは、王宮の魔女「サリマン」に悪魔との契約を切られ、魔力を無くされてしまったから。
でもおばあちゃんになってもハウルへの思いは変わらなかったようですね!