今話題の人気アニメ【SPY×FAMILY】。
スパイの主人公【ロイド】が任務遂行の為に偽りの家族を作り生活するトタバタホームコメディ。
娘役の心が読める少女【アーニャ】と妻役の殺し屋【ヨル】。
お互いがお互いの素性を隠しながら生活しているのが面白い作品です。
今回はそんな【SPY×FAMILY】の舞台となっている世界について見ていきます。
興味のある方は是非最後までご覧ください。
スパイファミリーのモデルとなった国は?
今作では冷戦状態の【西国】と【東国】が舞台となっています。
もちろんこれは作品の中での架空の国。
ただ東西と言葉から結構想像する国がありますよね。
おそらく舞台のモデルになったのは【ドイツ】ではないかと思われますね。
今でこそ統一されていますが、昔は【西ドイツ】と【東トイツ】に別れて冷戦状態でした。
また、作中では【ダルク】【ペント】という通貨が使われています。
これはドイツの通貨【マルク】と【ペニヒ】に似ていると思いませんか?
更に作中には【ニューストン城】というお城が出てきます。
この造形が【ドイツの三大城】である【ホーエンツォレルン城】【エルツ城】【ノイシュヴァンシュタイン城】に酷似しているんです。
その他の街並みや文化も【ドイツ】の雰囲気がありますね。
公言はされていませんがおそらく今作の舞台【ドイツ】をモデルにしていると思われます。
スパイファミリーはいつの時代を描いている?
「そうだ アニメ,見よう」第155回はWIT STUDIO×CloverWorksが描く「SPY×FAMILY」。秘密を抱える疑似家族3人のホームコメディhttps://t.co/JNDc6Ayc9h#SPY_FAMILY #スパイファミリー pic.twitter.com/5hIOa4amoO
— 4Gamer (@4GamerNews) May 12, 2022
次に描かれている年代ですが、まず作中には現代の道具は殆ど描かれていませんね。
通信機なんかの描写も明らかに現代の物とは違います。
更に交通手段の鉄道も明らかに蒸気機関なのが見て取れます。
前述の舞台のモチーフから考えてもどうらや年代的には近代史の時代だと推測できますね。
ただこれは作者の遠藤氏が実は明言しています。
今作の年代は1960年~1970年代ぐらいを設定していると。
その為作中に出て来る道具なんかにはかなり気を配っているようです。
例えばこの時代にはダンボールが存在していたかどうか?等。
リアリティを追求する為に様々調査をされているのですね。
スパイファミリーのモデルとなる組織は?
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— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) May 8, 2022
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最後に【ロイド】が所属する組織【WISE】について考察してみます。
まずはこの組織の存在定義ですが、『戦争の火種となる要因を排除する』とされています。
その為、敵対する東国に潜入して現地の情報収集や裏組織の解体、テロの未然防止などを主に行動しています。
今回の【ロイド】の任務も東国の【危険人物】である【ドノバン・レズモンド】に接触する事でした。
現実社会でも当時同様の機能を果たしていた組織がありました。
【連邦情報局】ですね。
同様に【ヨル】の弟である【ユーリ】が所属する組織【SSS】にもモデルがあります。
これは市民の監視を主とし、その為には暴力や脅迫を厭わない行動を取っています。
この行動原理はある組織を思い浮かべる事が出来ます。
それは戦時中の【ナチスドイツ】の【ヒトラー親衛隊】です。
おそらく【SSS】のモデルは【ヒトラー親衛隊】で間違いないと思われますね。
両組織共にきちんと現実社会でもモデルとなる組織があるのでより一層リアリティが増しているんです。
まとめ
今回は大人気アニメ【SPY×FAMILY】の舞台設定について見ていきました。
モデルとなる世界観をもちつつ、リアリティを追求しているのが良く分かります。
【アーニャ】や【ヨル】といったキャラクター人気やドタバタコメディーに目が行きますが、細かい設定が物語に深みをもたせているのです。
今後物語がどのように進んで行くのか非常に楽しみな作品です。
今回は少し違った視点での考察をさせて頂きました。
最後までご覧いただきありがとうございます。